令和8年の取材記事一覧

中浜地区 NO.04

令和8年7月 境港市中浜地区

【境港市指定文化財「地引網絵図」を守る・日御碕神社】
最初に訪れたのは、長い参道がまっすぐに伸びる「日御碕(ひのみさき)神社」。ここで宮司の門脇豊文さんにお話を伺いました。

こちらの神社には、境港市の指定文化財に登録されている明治36年奉納の「地引網絵図」と、昭和10年奉納の「まぐろ漁絵図」という2枚の大変貴重な絵馬が大切に保管されています。
明治の絵馬には鮮やかなブルーの海と、大勢の大人たちに混ざって一生懸命に地引網を引っ張る子どもたちの姿が生き生きと描かれています。絵の中に描かれている「手を繋いでいる男の子の1人が自分(幼少期)だ」と語られていたという、地域に根ざした温かいエピソードも残されています。

特に昭和7年から11年にかけて、この弓ヶ浜半島では地引網漁が盛んに行われており、マグロが大漁だったと伝えられています。昭和10年の絵馬には、砂浜に引き揚げられた巨大なマグロを男たちが鍵棒で引っ張り上げる、大変活気ある当時の様子が記録されています。
この海がどれほど豊かであったかを今に伝える歴史的な資料です。

【笑いと方言を届ける“境弁”のベテラン女優・木村洋子さん】
続いてお邪魔したのは、境港市中浜地区でお馴染みの「あいきょー会」のメンバーのご自宅です。木村洋子さん、今泉広子さんとともに、息の合ったお話を伺うことができました。

木村さんたち「あいきょー会」の5人衆は、30年以上前から、地元の言葉である「境弁(浜べん)」を用いた寸劇を各地で披露されています。(令和8年7月現在)
活動のきっかけは、全国から様々な地域をバックグラウンドに持つ人々がこの中浜地区へ移住(嫁入り)されたことでした。このままでは地元の言葉や文化が消えてしまうのではないかという危機感から、「おら(私)たちのネイティブな浜べんを残そう」と一念発起されたそうです。

台本は一切なく、なんとすべてが「その場のフリとアドリブ」で繰り広げられるというから驚きです。即興だからこそ生まれるリアルな緊張感と笑いが、見る人を深く惹きつけています。
今泉さんは九州のご出身で、最初は浜べんがまったく分からず「わけがわからない(あやがない)」状態だったそうですが、周囲に誘われて「あいきょー会」に加入。今では寸劇の合間に見事な踊りを披露し、舞台をさらに華やかに彩っています。
「健康の秘訣は、とにかく心を躍らせること。見ているみんなに涙を出して笑ってもらい、拍手をしてもらえることが一番の生きがいです」と語る木村さんのパワフルな笑顔が印象的でした。
次の発表の場は8月。 
「あいきょー会」への出演依頼は中浜公民館に、とのことです。

【つまようじの極細美に挑む・ミクロの彫刻職人・吉村尚久さん】
続いて出会ったのは、一見すると少し変わったご趣味をお持ちの吉村尚久(よしむら なおひさ)さん(84歳)です。なんと吉村さんは、私たちが日常的に使う「つまようじ」の先端や根元を使い、カッターナイフ一本で超ミニサイズの彫刻を施してしまう驚きのスゴ技の持ち主! ご自宅の作業場を見せていただくと、そこには驚くべきミクロのアート世界が広がっていました。つまようじのわずか数ミリの幅に削り出されているのは、なんとリアルで美しい女性の「裸婦(ラフ)像」!
少しでも力を入れすぎるとすぐにポキッと折れてしまうため、ヘッドルーペ(拡大鏡)を装着し、指先の絶妙な感覚だけを頼りに集中して削り出されています。 元々は趣味で木彫りの仏像や地蔵尊などを彫られていましたが、40年ほど前(35〜40歳頃)にテレビで外国の人がつまようじでキリンを彫っているのを目撃し、「これくらいなら自分にも彫れる!」と一念発起して挑戦し始めたのがきっかけだそう。今ではキリンの斑点まで細かく着色された作品や、人気キャラクター、小さな七福神、さらにはリアルなタコやイカ、折り鶴まで、虫眼鏡で覗き込みたくなるほど精巧なモチーフの数々がケースにずらりと並びます。近年はカエルなどをモチーフにした可愛らしい木彫りの「根付(ねつけ)」作りや、隠岐の「後醍醐天皇隠岐の俳句大会」で大賞を受賞するほどの俳句の才能まで発揮されるなど、まさに多才でパワフルな中浜のレジェンド。約40年間、真摯に木と向き合い続けてきた職人の情熱と遊び心に触れる、感動の出会いとなりました。

2009年、初代才ノ木の松かさから芽がでたものを移植されました。

【池田屋】
16年前にオープン。
店内にステージが!?
人気の豆腐サラダをいただきました。 岩ノリがたくさん入っています。
井之上さんは、多趣味。ボウリング、カラオケ、ギター
日本スペインギター音楽協会に所属しておられるそうです。

松江市出身の演歌歌手小川たけるさんが、ステージで女形をやっている姿に一目惚れ。
店に出演してほしいと頼んだところ、ステージがないから無理と言われ、
小川さんのために、店内にステージを作ったそうです。まさに推し活ですね!

【左官職人が手がける、夢の詰まったガーデニング空間・「ことりこ園芸店」】
最後に訪れたのは、まるでヨーロッパの田舎町に迷い込んだかのような、おしゃれで可愛らしい佇まいの「ことりこ園芸店(ことりこデザインけんちく)」。オーナーの阿部悟さんにお話を伺いました。

2026年4月1日にオープンしたばかりのこのお店は、阿部さんが長年「いつか自分のお店をやってみたい」と描き続けてきた夢を形にした場所です。阿部さんの本職はなんと「左官(さかん)屋さん」。お店の建物や外壁、看板はもちろん、お庭のあちこちに散りばめられた装飾のすべてが阿部さんの手作りです。
漆喰を立体的に盛り上げて木や切り株を表現した「擬木(ぎぼく)」、さらにはモルタルを彫刻・着色して作られた手作りの鉢など、左官の技術が惜しみなく注ぎ込まれた空間はまさに圧巻の一言です。庭の一角には、手作りの可愛らしい流し台や、実際にピザが焼けるピザ窯、電気が止まってもご飯が炊けるかまどまで用意されており、大人の秘密基地のようなワクワク感が漂っています。

並んでいる植物も、県外の珍しい仕入れ先から集めた一点物や、国内で新しく開発された希少価値の高い品種(リュウジンボクなど)が多いです。
「花(植物)を育てることで、自然のサイクルや周期に気づき、すべての循環に感謝できるようになる。そんな気付きを皆さんに提供できるお店にしていきたい」と阿部さんは優しく語ってくださいました。

下中山地区 NO.02

令和8年6月 大山町下中山地区

【(遊)ナカヤマ】
8年前に訪問した時は、2階でスケートボードの室内練習場を運営されていましたが、
5年ほど前から、主に一階の工房で使い終わったスケートボードの板を再利用した物作りを始められました(2026年6月現在)
中川さんは、スケートボードの合板を使用した作品をみて衝撃を受け、いつかは自分も作ってみたいと思っていたそうです。
制作中のテーブルや翌日のイベントに出展する作品を見せていただきました。

制作中に出てしまう端材を捨てるのがもったいない、と中川さんの奥さんがユニークなオブジェやアクセサリーを制作されています。捨てられるはずだったスケートボードの板が、夫婦のアイデアと愛情によって、世界に一つだけのアート作品へと見事に生まれ変わっています。

【春日神社と岩井垣城跡】
続いて訪れたのは、静かな緑に囲まれた「春日神社」。ここで、この地で代々暮らしてきたという筬津(のつ)さんにお話を伺いました。

春日神社の歴史には諸説あり、名和長年(なわながとし)が奈良の春日大社から神様を勧請(かんじょう)したという説のほか、筬津さんのご先祖である「筬津豊後守(のつぶんごのかみ)」が勧請したという説も残されています。なんと筬津家は、この下中山の地で650年もの長きにわたり、激動の歴史を見守り続けてきたというから驚きです。

さらに神社の境内のすぐ横には、14世紀中頃にそのご先祖が居城していたと伝わる「岩井垣城跡」があります。本丸や二の丸などの建物は残っていませんが、お墓は残されており、筬津さんは今でも毎年欠かさずお墓参りをされているそうです。地域の歴史と一族の絆が今も息づく、とても神秘的な場所でした。

【地域自主組織「楽しもなかやま」】
地元の人々が賑やかに作業をしている場所に遭遇しました。お話を伺ったのは、地域の自主組織「楽しもなかやま」のメンバーです。
下中山地区を流れる小川周辺は、旧中山町時代に整備されたものの、一時期の周辺開発によって生き物が住みにくい環境になってしまいました。その後、近くに団地ができた頃に一時的にホタルが姿を見せましたが、やがて再び消えてしまったそうです。 「もう一度、この地にホタルが舞う環境を取り戻そう」と、7年前から住民たちが立ち上がり、ホタルの生息を守る「楽しもビオトープ」の活動が始まりました。強い光を嫌うホタルが飛び交う6月のシーズン中、メンバーは街灯ひとつひとつに手作りの「赤いカバー」をかける作業を行います(赤色の光ならホタルに影響がないため)。

さらに、行政とも協力しながら、ホタルの幼虫の餌となるカワニナが育つよう、環境に配慮した草刈りも徹底しています。 看板に描かれた可愛い「ホタルの生き方」のイラストは、メンバーの娘さんが資料を参考に描かれたものだそう。すでに今年もホタルが飛び始めており、住民たちの長年の努力が美しい光となって実を結んでいます。

【ラーメンさくら】
2025年1月にこちらの場所に移転されました。
9号線沿いにお店があったころから試行錯誤を繰り返していた麺。
取材に伺ったこの日、新しい麺ができあがったとのこと!

今後はオープンアタック(開店前に並ぶこと)に力を入れたいとのことで、オリジナルのステッカー配布などを企画されているそうですよ。

【おとねこ堂】
「おとねこどう」という可愛らしい木の看板に惹かれて訪ねたのは、當別當さんのご自宅です。一歩中に入ると、開放的な空間にグランドピアノ、ドラムセット、和太鼓、さらには珍しい民族楽器がずらりと並んでいます。そしてお家のあちこちでは、3匹の愛猫たちがのんびりと日向ぼっこをしています。
當別當さんは東京でも音楽教室を主宰されており、ここ下中山でも子どもから大人までが集まるピアノ・音楽教室を開いています。「(ご自身が)子どもの頃にピアノを無理やり習わされていたこともあり、嫌いになってほしくない。音楽を好きで、楽しいと思って自発的に奏でてほしい」という強い想いから、一人ひとりがやりたい音楽に“全振り”できる自由なレッスンを行っています。
また、當別當さんは地域自主組織「楽しもなかやま」の一員でもあり、2ヶ月に1回、中山温泉のホールで開催される音楽イベント「楽しもライブ」の企画・運営や、自ら演奏者としても出演し、音楽の力で地域を盛り上げています。

【自然の探検家・白石泰志さん】
最後に出会ったのは、腕に緑の「自然観察指導員」の腕章をまいた白石泰志さん。白石さんは、大山町初、あるいは世界初となる生き物の発見をこれまでに80種類以上も成し遂げてきた、ものすごい経歴を持つ自然のスペシャリストです。

今回案内していただいたのは、下中山の森の奥。一見どこにでもありそうな小さな水溜まりですが、ここには環境省や鳥取県が絶滅危惧種に指定している希少な「サンインサンショウウオ」が生息しています。この場所での生息が確認されたのは、なんと今年(2026年)になってからのこと。 白石さんが泥のなかの落ち葉をそっとめくると、2月に産卵された卵から孵ったばかりの、小さくて愛らしいサンインサンショウウオの「幼生(ようせい)」が姿を現してくれました。
白石さんは「自分たち専門家が自然の価値を分かっていても、地域の人に伝わっていなければ意味がない。地元の豊かな環境を知ってもらい、学びや誇りに繋げていくことが僕の役目です」と語り、定期的に自然観察会を開催されています。大山町には、まだまだ私たちの知らない豊かな自然の秘密が隠されていますね。

菅福地区 NO.02

令和8年5月日野町菅福地区

【さつきの職人・小谷悦雄さん】
かつて国鉄の機関区に勤めていた小谷さん。
さつきとの出会いは24歳の頃、大根島方面から苗木を持ってきた人との出会いがきっかけだったそうです。その中にあった「白富士(しらふじ)」という、葉にも花にも美しい筋(ふ)が入る品種に一目惚れしたのが始まりです。

【さつきの魅力「花の咲き分け」】
白やピンク、赤など、一株の中に様々な色が混じり合って咲く「咲き分け」が最大の魅力と話してくださいました。剪定や芽摘みなどの技術次第で翌年の咲き方がガラリと変わるので、「まるで我が子を育てるように」
77歳になった今も手塩にかけて育てていらっしゃいます。

【奥深いさつきの世界】
小谷さんの庭には樹齢約80年を誇る見事なさつきの盆栽が。
見せていただいた図鑑には800品種ほどですが、世界には2,000〜3,000もの品種があるそうです。その奥深さが今もたくさんの人々を魅了し続けています。

花が見ごろは5月20日頃、まもなく花を咲かせるさつきの手入れに余念のない小谷さん。楽しみですね。

【黒鯉】
小谷さんが小さい頃からいた鯉も。

【日本一小さな「蔵」美術館】
平成16(2004)年にオープンし、20年以上が経過。(2026年5月現在)
小谷博徳さんが館長を務め、先祖代々受け継がれてきた貴重な美術品を一般に公開しています。

丸山応挙、尾形光琳、富岡鉄斎、渡辺崋山、雪舟、横山大観など、教科書に載るレベルの日本画の巨匠たちの作品がずらりと並んでいます。代々小谷さんのご先祖が集めてこられたそうです。本物かどうかは、今もよい意味での「歴史ミステリー」。
来館者を楽しませているそうです。

【伊藤博文の書と地元の偉人】
展示されている伊藤博文(初代内閣総理大臣)の直筆の書は、日野町黒坂出身のジャーナリスト「頭本元貞(かしらもとげんてい)」との縁で遺された本物です。英語が堪能で、伊藤博文の海外渡航時に秘書官(通訳)として同行した頭本氏が里帰りした際に、頼んで書いてもらったものと伝えられています。
何と書かれているのか、…よくわからないそうです(;^_^

【松平治郷(不昧公)の手紙】
松江藩主であり茶人としても名高い松平不昧公が、お付きの者にあてて「お茶」について気軽に書き綴った非常に珍しい手紙も保管されています。茶道の家元が一級品と認める貴重な資料です。

受け継がれる小谷家の甲冑
2階の「お江戸資料館」には、虫食いなどの傷みを修復しながら大切に守られてきた、小谷家のご先祖の立派な甲冑(家紋入り)も展示されています。
みなさんもご覧になってはいかがでしょうか。(10:00~16:00 拝観無料)

【大嫁地蔵(おおよめじぞう)】
漆原(うるしばら)集落の外れに佇むお地蔵様です。かつて集落内で結婚式があると、村の若者たちがこのお地蔵様を担いで新婚夫婦のお祝いに駆けつけたという風習があったそうです。そこから、いつしか「大嫁地蔵」と呼ばれるようになりました。 

【竹工芸工房「アミババ(amiba+ba)」】
福岡出身の眞崎さん。大学時代に地域おこし協力隊として日野町との縁ができ、その後、大分県で本格的に竹工芸を学んだそうです。日野町にたくさんある「竹」という資源と、かつての温かい地域とのつながりが忘れられず、再びこの地に戻り3年前に工房をオープンされました 。
大分県の立派なマダケとは異なり、鳥取(川沿いや谷底)の竹は水分を多く含んでいて、しなやかで柔らかいのが特徴です。その特性を活かして、あえてフチのない柔らかなフォルムのカゴなど、独自のアイデア作品をたくさん生み出していますよ。周辺で採れる「ツル」を組み合わせた作品づくりにも取り組んでいるそうです。
竹細工というと「敷居の高いプロの職人仕事」というイメージがありますが、眞崎さんは「ナタ一本で身近な素材から、自分のほしいモノが作れる楽しさ」をみんなに広めたいと話してくださいました。そんな願いを込めて始めた教室ですが、通うみなさんが自由に発展させていく作品をみて、眞崎さん自身もいつも「すごいな、おもしろいな」と刺激を受けているそうですよ。

教室に通う生徒さん、
初めて1年以内、もともと工作が好き、身近な竹を活かせる活動を知ったのでチャレンジしてみようと、完成が楽しみと話してくださいました。 
教室は毎月第1週の水曜・土曜(9:30~15:00)に開催しています
(問い合わせ:080-3998-9575)。
今では松江や米子、さらには岡山からも生徒が集まっており、ものづくりを楽しみながら、地域に新しい賑わいを生み出す温かい交流の場になっているそうです。

【大原安綱の足跡】

蔵美術館の小谷さんと再び待ち合わせて、案内していただきました。
線路の整備を行う特殊な車両の姿も。

平安時代の伝統的な刀匠であり、国宝「童子切安綱」の作者である大原安綱。
ここ菅福地区(上菅)は、安綱ゆかりの地。かつて菅野城があり、良質な「たたら製鉄(玉鋼)」の材料が手に入る地として栄えていました。

【花ノ御前(はなのごぜん)】
地域のために尽くし、村人から深く慕われていた安綱の妻です。かつては近くの「大原神社」にお祀りされていましたが、神社がなくなったため、現在は階段を上った先にある小さなお社に祀られています。

毎年7月には、地域の女性たちが中心となってお社の掃除をし、ごちそうを持ち寄って「花ノ御前さんのお祭り」を行う伝統が、今も途絶えることなく大切に受け継がれているそうです。

八郷地区 NO.05

令和8年4月 伯耆町八郷地区

大山ガーデンプレイス前の河津桜が見ごろを迎えています。

【FBI DAISEN】
前回お邪魔したのは11年前の建設中でしたが、訪れるたびに新しい施設が増えています 。単に新しい施設を増やすだけでなく、「作ったものを壊してはまた新しく建てる」というスクラップ&ビルドを繰り返し、「完成のない施設」として進化し続けています 。

もともとキャンプ場のスタッフの安藤渓太さんは、勉強のために一度退職された後、2025年からFBIでの農業をスタートされました 。岐阜出身の安藤さんと松江出身の奥様(愛海さん)は、結婚前に客として訪れた際の縁で移住を決められたそうです 。

畑に案内していただきました。
ふかふかした「大山黒ぼく土」の力を最大限に活かすため、肥料や農薬を使わず、外部から何も入れない「この場所だけの循環」による野菜作りを目指しています 。
消費者と生産者が支え合う新たな農業スタイル「CSA(地域支援型農業)」も実施されています 。

【子育てコミュニティ『ハハトコ』】
奥様の愛海さんは、この春から『ハハトコ』としての活動を開始されました 。
「自身が育児を楽しみたい」「子ども同士、お母さん同士が深くつながれる場所を」という思いで活動されています 。2026年2月には、農業とコラボしたイベントを開催。
落ち葉の「発酵熱」を利用した昔ながらの知恵である『踏み込み温床(苗のための温かいベッド)』づくりを、親子で楽しまれました 。
畑のそばにあるツリーハウスも、子どもたちにとって魅力的な場所となっています 。
今後もますます楽しみですね!

【久米桜酒造】
13年前にもお邪魔した、地ビール(Gビール)と日本酒の両方が楽しめるスポットです 。
2年ほど前に新設された直売所で、杜氏の三輪智成さんにお話を伺いました 。

地元産の「朝日米」を使ったお酒や、酵母を添加せず米・水・糀のみで醸すお酒など、こだわりの4種類を試飲させていただきました 。

芽衣(めい): 自然栽培米「朝日米」を使用。原料米を提供した農家の娘さんの名前が付
けられています 。
野生の思考: 名水百選「地蔵滝の泉」のすぐ下にある田んぼで、無農薬・無肥料で育てた
米を使用しています 。
何もしない: 酵母を一切添加せず、大山に住み着いている野生の菌の力だけで自然発酵さ
せた、酸味のある独特な味わいのお酒です 。
カルシス: どぶろくを搾る前の状態。名前は「浄化」を意味する「カタルシス」をもじっ
た造語です 。

【大原安綱の碑】
大原安綱の代表作「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」は天下五剣の一つであり、国宝に指定されています 。アニメなどにも登場し、近年人気の高い刀工です 。

【ステンドグラス体験工房 グラスメイト】
もともとペンションを経営されていた隈信弘さん。「ステンドグラスの照明を作りたい」という思いから独学で始められ、10年ほど前に体験工房を開設されました 。

観光客や地元の方が来られるこちらでは、初心者でも組み立てられるキットがあり、オリジナルの作品を作って持ち帰ることができます 。
ステンドグラスの魅力は、種類が多いガラスの中から、自分が作りたいものに合わせて選んで作ること、と教えてくださいました。

縁の線は、はんだに薬品で色を付けたり、色のついたはんだを使用するそうです。

隈さんは倉吉出身。大山の豊かな自然の中で、古時計の文字盤を入れ替えるなどの創作活動も楽しまれています 。
自然豊かなこの地でこれからも素敵な作品がどんどん生まれていくのが楽しみですね!

ステンドグラス体験予約・問い合わせ:(0859-68-3988)

【大山友禅染】
川原さんに11年ぶりにお会いしました 。
玄関を入ると作品が飾られています。
こちらのすいか、絵画だと思ったら・・。実は布に染色して描かれていました。

かつては「オニツカタイガー」とコラボし、染色を施したスニーカーを限定販売されたこともあります(現在は販売終了) 。

こちらでは草木染の体験ができます。

6年ほど前に大病をされましたが、現在は高校での指導やランプシェード作り、草木染体験、さらに音楽活動など多方面で活躍されています 。
お邪魔した日の少し前には、コンサートを開催されたそうで、その時にステージ衣装は
ご自身が染色されたそうです!

パリやニューヨークでも作品展を開催(2019年)されるなど、その技術は世界でも高く評価されています 。

大宮地区 NO.03

令和8年3月 日南町大宮地区

【古民家かつみや】
体験型民宿を営む宮本ご夫妻にお会いしました。
お二人は、パルディアでおなじみのほのまると共に縁結び大使をされています。

恋の種(えさ)、恋みくじ、幸せの絵馬を設置されていて、
聖滝(ひじりだき)へ向かう途中に絵馬を括り付けられる場所があります。

マップには、フィールドビンゴがあり、ビンゴになったら景品がもらえるそうです!
聖滝まで、ご夫妻に案内していただきました。
縁結び橋も手作り。

聖滝の伝説:この地に暮らす木花咲耶姫(このはなさくやひめ)が倭国の国王 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)にみそめられこの滝の前で結婚の儀が行われたと言われています。

取材にお邪魔した日は、雪がありますが、
毎年 夏場は、子どもたち向けに川登り体験を実施されています。

【大宮地域振興センター】
統合され、廃校になった校舎を利用した大宮地域振興センター。
ここではいろいろな団体が活動されています。

【つくし工房】
8年ぶりにお邪魔したつくし工房さん。

道の駅で販売する作品を作成中。
古代服をモチーフにした作品や、地元の植物と縁起物のフクロウのモチーフや人気のはんざけ(オオサンショウウオ)グッズもこちらで作られています。

一番人気は、はんざけストラップだそうです。
印賀古墳の石棺も展示してあります。

【カフェ きぐうの森・手仕事サークル 陽だまり】
近くにあるきぐう山から名前を付けたこちらのカフェスペース
この日は、手仕事サークル 陽だまりのみなさんが、各々好きな作品を制作中でした。

新聞を使用したちぎり絵をされている方、
使わなくなったネクタイを再利用してバックを作られる方、
編み物をされる方。着物を作務衣にリメイクされる方もいらっしゃいました。
本当に様々です。
みなさん、楽しそうに好きなものを作っておられます。

雪深い地域の為、雪が降るとなかなか人と出会う機会が少なくなる。
気軽に集まれる場があるといいな。と3年ほど前にサークルを立ち上げ。
町外の方でも参加できるそうなので、みなさんも好きな作品をこの場所で完成させてみてはいかがでしょうか?

完成した作品は、秋に開催される作品展(文化祭)に出展されるそうですよ。
みなさんの完成した作品が並ぶのが楽しみですね!

【ひな人形展】
地域の支援員をやっている松本さん。
一緒に活動されているもう一人の方と一緒に地域を盛り上げようといろいろなイベント企画。
ひな人形展は、地域の方々から古いひな人形を譲り受け、4年前から毎年開催されています。(2026年は4月3日まで)

90年ほど前に作られたお雛様が描かれた掛け軸や大宮地区で実際に使用されていた年代物のひな人形たち。
男の子の節句の掛け軸もありました。

松本さんはFacebookなどSNS発信も積極的にされているので、
各地から見学に来られる方もいらっしゃるそうですよ。

【印賀鋼(いんがはがね)・たたらの楽校】
日野町と日南町が協力してできた『たたらの楽校。』
それぞれの町に1つずつあります。
ここ『たたらの楽校 大宮楽舎』では、同じ体積の 砂鉄を含んだ砂と砂鉄のみの重さ比べなど、たたら製鉄の原理や歴史などがわかりやすく展示されています。

知る人ぞ知るではなく、みなさんに知って欲しい!
刀剣をモデルにしたアニメやゲームがあるので、そちらとコラボが実現したら・・・と模索中だそうです。

【トマト農家さん】
16年前にもお話を伺った平岡さん
当時は、農業研修生。現在は、複数のビニールハウスで50t生産するトマト農家さんです。
平岡さんは、広島県出身。
当時(2010年)は、農業研修制度が始まったころで、農業新聞の研修生募集の記事から日南町を見つけ、この地にこられたそうです。大宮地区に移住されたのは4年前です。
日南町トマト農家さんがそだてるのは『りんか』という品種だそうです。(2026年3月現在)

トマトは作り始めて収穫が終わるまで約半年かかります。
雪深いこの地区は、1年のうち4ヵ月は雪で作ることができない。
残り8か月は休みなく働くそうです。

今年も日南町産の美味しいトマトが食べられるのが楽しみです!

大国地区 NO.03

令和8年 2月

南部町大国地区

【こだわりの空間】
自宅に、あるものを作られたという瀬尾さんを訪ねました。

オリジナルの音を出すためには、自分で作る必要がある!
ご自身で、製材所へ行って板を調達。
こだわりのスピーカーを自作されました。

箱になっているのかと思いきや・・
こちらは、ギターの音やボーカルの声を楽しむためのスピーカー。

1950年~60年代の音楽を楽しむのは、当時作られたスピーカーが良いそうで、
聴く音楽によってスピーカーを使い分け、1日2時間、こだわりの音を楽しまれています。

【わら細工の名人】
大国地区にくると毎回お邪魔しています。
この日は、サイノカミさん用の馬を制作中でした!
ご自宅には、作品がたくさん並んでいます。

潮さんが、わら細工を始められたのは、30年ほど前。
地域の青少年育成会でしめなわの先生を招待したことがきっかけです。

前回お邪魔した時、後継者がいないという話をされていましたが、以前にこの番組のロケでお会いした山田さんから、教えてほしい!という声をもらい、指導。
どんどん上達していく山田さんをみて、後継者だ!と思ったそうです。

大酒飲みだった潮さん。
断酒会での教えと神教の教えが共通している。と自筆の手紙をしめ縄の中にいれておられるそうです。

2024年12月には、賀茂神社に13年ぶりとなる大しめ縄を奉納されました。
現在では、地域の方に頼られるようになった、と嬉しそうに話してくださいました。

【倭(やまと)公民館】
習字教室を開催中!
この日は、小学2年生から中学生まで、10名が集中して手本を見ながら練習中。

もともと老人ホームだったこちらの公民館。
須山さんが教室を始めてから20年くらい。

兄妹で通っているお子さんも。
二人とも今年の目標は段を取ること! 

祖母の勧めで、始めたという中学生。
『やっていくうちにどんどん(習字を)好きになった。』と話してくれました。
この日は、部活の練習終わりに来たとのことです。

楽しそうに通い、集中して取り組む姿。
みなさん、それぞれの目標に向かってがんばってくださいね!

【賀茂神社】
わら細工名人・潮さんが大しめ縄を奉納された賀茂神社へ。
平安時代にできたといわれる、長い参道。小高い場所を上っていく神社です。

昔は、近所の子どもたちの遊び場だったそうです。
境内に土俵と座敷席があり、お話を伺った須山さんが子どもの頃は、奉納相撲が開催されていたそうです。

本殿に飾られている絵馬を見せてもらいました。
歴史的な場面を表しているものが多いです。

賀茂神社では、年二回(4月19日と10月19日に)お祭りが開催されています。

【倭公民館】
本日2回目の訪問となる倭公民館。
今度は手芸サークル。
みなさんの作品が並んでいます。

先生は、角田さんと、先ほど習字教室をされていた須山さん。
この日の見本はかわいい人形がたくさん乗った『まり』
角田さんのお知り合い、95歳の女性が作られた作品だそうです。

こちらのサークルを始めて、約25年。
『材料となる布(ちりめん)のやわらかな手触りが好き』と、
このサークルがきっかけで手芸を始められた方もいらっしゃいました。

月に1回開催していて、今回は、3か月で完成!を目指しているそうです。
まりに乗っている人形のなんともいえない表情がかわいらしいです。

こちらのサークルの作品は、毎年大国まつりに出展しています。

【趣味・切り絵】
新聞や雑誌で気になるものを見つけたら、拡大コピー。
原紙を下に置いて、切って作成。

もともと自衛官だった遠藤さん。
当時、独学で切り絵を勉強して、20年以上。
日々の合間に制作、1つの作品が3日~4日ほどで完成するそうですよ。
白と黒の作品が多いですが、カラーの作品も見せていただきました。

毎年作っている干支の作品も!

今年の目標は、難しい作品に挑戦してみたい!とのことで、
今後の制作活動も楽しみですね!

大崎・葭津地区 NO.03

令和8年1月 米子市崎津地区

【崎津漁港】
かつては、弓浜半島で収穫した野菜などを安来や松江方面に運んでいました。

【芋代官碑】
薩摩藩からさつまいも栽培を導入し、将来の飢饉に備えた 井戸平左衛門正明をたたえる石碑。弓浜半島には、芋代官碑が11基。ここ崎津地区には、県内最大 3mの石碑があります。

【いきいきサロン・崎津1区集会所】
会の発足は約10年前。
崎津1区の有志のみなさんが月に1度集まって、(認知症についてなど)勉強会や講演会を開催、太鼓の達人などe-スポーツも楽しまれています。
近年のメインは、かかし! 
近所の農家さんから頼まれて制作したかかしがひまわり畑と公民館祭で活躍。
冬には冬服に衣替え。依頼された方が、雨に濡れたらかわいそう、と毎日のように軽トラに乗せて行き来していたそうです。かかしを人と間違えて、熱中症を心配する声もあったそうですよ。

6年ほど前からは、手芸好きな皆さんが『すずめの会』を発足、各自が作ったものを公民館祭に出店することを目的に活動されています。

崎津地区のよいところは地域の絆が強いこと!
駐在さんに、特殊詐欺防止の講演会をお願いしているそうで、現在交渉中。
(駐在さんによる)ギターで歌いながらの講演が聞けるかもしれませんね。

【大崎神社・大しめ縄】
下がりの部分1個が33kg 全体の重さは約300kg。
ロープをかけて、人力で持ち上げるそうです。
たいていの神社は「こも」で包んでありますが、こちらの神社では、藁を全部よって作られます。しめ縄は4年に1回奉納。現在の大しめ縄は2024年2月に奉納されました。 

本来なら10年はもつそうですが、10年そのままだと次の人への継承がうまくいかない。記憶のあるうちにと4年に1回、崎津一区の住民の皆さんが一丸となってしめ縄を製作します。

カラフルな旗は、女の子のいる家が、娘の良縁を願ってしめ縄の横に建てて奉納。
昔は、一宮に立てていたそうですが、最近は各自持って帰るそうです。

コロナの影響で、遷宮が2年延び、2025年10月に拝殿の一部が新しくなりました。
お話を聞いた松本さんは94歳。
健康の秘訣は、退職後に始めた農業、自宅で食べる野菜を栽培。それがよかったのでは、とのことです。これからもお元気で!

【美保中学校】
地域のねぎ農家の方と中学生がおもしろい活動をされていると聞いてお邪魔しました。

ねぎを出荷する際の名前を考えてほしい。
地域の大人と子どもが話す機会があり、実現したそうです。

美保中学校の生徒さんが命名。各チームで名前の候補をだし、投票で決まりました。
名付け親は、残念ながら部活の大会のため不在。

糖度8度以上、繊維がないのでやわらかいのが特徴の『みほねぎ姫』。
販売所で使用するポップも生徒さん手作り!

自分たちが名前を付けたねぎ、ということもあり、とってもおいしい。と話してくれました。
土井さんのおすすめは「みほねぎ姫の天ぷら!」だそうです。
JAグリーンはま(米子市富益町)のみで販売中です。 

ねぎ農家の木村さんは、『今後は西洋ねぎに取り組みたい』と話してくださいました。楽しみですね!

【弓浜恋めだか】
気になる名前の無人販売所。

現在は冬季休業中。ここにある鉢には全部にめだかが飼われています。
めだかは、小さくてもいろいろな色があり、上からみると錦鯉みたいに見えるのが魅力。
矢倉さんがめだかに恋してる、のが名前の由来です。
たまごから孵化する時の水温が30℃くらいの時にたまに出現するだるま など、
珍しい種類のめだかも飼育されています。

暖かくなる3月から無人販売を再開予定です。