令和7年9月 日野町日野地区



【旧日野中学校・しいたん広場】
2023年、根雨小学校・黒坂小学校・日野中学校が統合され日野学園になりました。
それに伴い、使われなくなった日野中学校の校舎を活用して、しいたん広場、サテライトオフィスが誕生しました。
しいたん:日野町の特産品「しいたけ」をモチーフにしたキャラクター





建物の中に入ると、しいたん一色!
以前は校長室だったこの部屋は「ころころエリア」。
米子市内のおもちゃ屋さんが手作りされたおままごとセットは本格派!
こだわりの薪ストーブも!



「るんるんエリア」は元職員室!
ここにもしいたんが!
トトロのようなこのパネルは、サポーターさんが手作りされました。
地域の方から寄贈されたプラレールも!


飲食可能なエリアで、食べ物を持ち込んで、過ごされる方も多いとのことです!
日野町民以外の方の利用も可能、事前予約は不要で、
島根県から来られる方もいらっしゃるそうですよ。
利用可能時間は土曜日、日曜日10時から15時。一日中遊べますね!



【旧日野中学校・サテライトオフィス】
生徒用校舎はサテライトオフィスになっています。
取材にお邪魔した日の前日は黒坂・納涼祭だったとのことで、手作り屋台の片付け中の方にお話を伺いました。
映像関係のお仕事をされている奥谷さん。
Mrs. GREEN APPLE や紅白歌合戦のステージのバックの映像を担当されたこともあるすごい方でした!
鳥取市出身、10年ほど東京に住んでいて、鳥取市を経て2025年4月から日野町にUターンしてこられました。
前日の納涼祭では、ワークショップで作った屋台と、倉庫を利用した光の展示を出展されたそうです。


倉庫の展示を見せていただきました!
建物の骨組みを生かし、電飾とプロジェクターの映像。実に見事です!
ゆくゆくは、図書室の本棚を活用した光の展示にも挑戦してみたいと話してくださいました。
使われていない建物の有効活用にも積極的なので、さまざまな場所でも奥谷さんの展示が見られるかもしれませんね!楽しみです(^^)/


【日野町 舟場(ふなば)地区】
もともとは、中安井と呼ばれていましたが、出雲街道の道中にあり、渡し船を設けたことから、舟場という地名になったそうです。



【かかあ工房・革の教室】
彫りがメインの革製品がずらりと並んでいます。
県展で入選された作品もありました。
石倉さんは群馬県出身。工房の名前の由来は、かかあ天下の「かかあ」からきているそうです。25歳の時、革細工を習い始めて50年。



もともとは子ども部屋だった部屋を工房として活用。
工房内には道具がたくさん。教室もされていて、生徒さんは1年くらいかけて、それぞれの刻印の使い方をマスター。基礎コース卒業頃には、バックが作れるようになるそうです。

石倉さんの作品は金持テラスや道の駅にちなん、金持神社の札所でも購入できます。
金持神社の金運グッズ!ご利益がありそうです。


ワークショップ・ストラップ作りを体験させていただきました。
配色にこだわった一点物のストラップが完成しました!



石倉さんは、インテリアも好き。壁にかけてある時計も手作り。
自分がいなくなった後も残るような作品を作りたい。
師事している時、展示会に向けて作った照明スタンドをもう一度作ってみたいと話してくださいました。
お問い合わせは かかあ工房(0859-72-1451)まで


【牛一筋に半世紀】
残念ながら、大下 宏さんは3年ほど前にお亡くなりになられましたが、
奥さんにお話をうかがいました。


昭和31年頃から(ご主人のおじいさんが)牛の飼育を始められました。
現在は7頭。多い時は20頭くらい飼育されていました。
50年くらい前は、集落の多くの家が牛を飼っていたそうですが、現在はこちらのお宅1軒だけ。
牛舎の床には、シュレッダーで出た紙を有効利用。
においも少なく、きれいです。
獣医師をされていたご主人は、(日野郡の)家畜の往診活動や人工授精などの普及に尽力され、秋田県、岩手県、鹿児島など、畜牛が盛んな地域からも実習生を受け入れておられました。
会合などで、実習生と再会など、交流もあったそうです。


共進会にも毎回参加されていて、育てていた子牛との再会も!
牛が描かれた絵や置物、トロフィーの数々など、牛に囲まれていますね。
息子さんも獣医師免許を取得、現在は跡を継いでおられます。なんとお孫さん(女性)も獣医さんとのことで、親子三代にわたって、動物に関わっておられます。
牛一筋に半世紀!かけてこられたからこそですね!