平成23年12月 大山町香取地区
香取の地名は、終戦後に香川県の人たちによって開拓されたことに由来し「香」川と鳥「取」から「香取」と名付けられたそうです。
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左【香取開拓農協】
香取の開拓当時のお話を伺いにこちらへお邪魔しました。
中【大林さん】
大林さんは開拓当時の様子をご存知とのことでお話を伺いました。
16歳の時に開拓当初の香取に来られ、今現在で65年目(!)とのことでした。
右【当時の写真】
開拓当時は多くの木々があり、それを開墾するのに東京にある建設会社から、陸軍からの
払い下げの戦車を使って作業をされたそうです。(昭和22~23年頃)
大林さんたちも木を伐採したり運んだりと、苦労されたそうです。
左【来嶋さん】
素敵な趣味をお持ちの方がいらっしゃるとのことでご自宅に伺いました。
中【御殿まり】
お家の中には大きな御殿まりが!
御殿まり・・・手まりに糸などで模様をつけた、民芸品の一種
右【香取開拓の思い出】
来嶋さんに開拓当時のお話を伺いました。
昔は畑も草だらけで鍬で耕していたそうです。その頃は米もなく、毎晩息子さんに団子汁を
作って食べさせていたそうです。
左【大きなかぼちゃ】
道を歩いていると、大きなかぼちゃと冬瓜らしきものが台の上に置かれていました。
その横には何やら、蕎麦と宿の看板が。入ってみましたよ。
右【遊登里庵-ゆとりあん-】
歩いて奥まで行くと、建物がありました。お話を聴きに建物内へ。
お昼が蕎麦屋で、夜が宿屋をされているお店だそうです。
左【店長の福井さん】
このお店は平成23年で6年目。店長の福井さんは元は京都の方だそうで、20歳の時から
縁あってこちらのお店で働いてるそうです。県外出身の方から見た香取地区の感想を伺いました。
右【お蕎麦】
お店自慢の天ざる蕎麦をいただきました。麺はわりと細めで、つゆに絡みやすいようにこの細さになったそうです。
のど越しもよくて美味しく、天ぷらについていた椎茸もこの香取地区の原木椎茸でこれまた美味しい!!
左【森田さん】
ちぎり絵をされている方がいらっしゃると聞いて、ご自宅に伺いました。
中・右【ちぎり絵作品】
森田さんの作品。もみじをイメージして作られたそうで、作品は毎年米子市の美術館に出されているそうです。
ちぎり絵を始めて40年。何と現在91歳!お元気です!
左【香取村ミルクプラント】
看板を見つけて行ってみました。香取村飲むヨーグルトを作っているところですね!
中【工場見学】
中に入ると、見学できるスペースがあり作る様子を見ることが出来ました。毎朝すぐ近くの酪農家さんから
牛乳が届き、発酵させて翌日瓶詰めされるそうです。ここで美味しいヨーグルトが出来上がるんですね。
右【飲むヨーグルト】
工場で出来たてをいただきま~す(^Q^)うーん、まろやかでウマイ!
左・右【旧香取分校】
廃校になった場所で何やら作業中の方が。お掃除をされていたそうです。ここを利用して香取の歴史紹介や
山陰のものづくりをされている作家さんたちの拠点にするそうです。
左【コンニャク】
大きな倉庫のような建物があったので寄ってみました。中に入ると沢山のコンニャク芋!
この近くで取れた芋だそうで、ここではコンニャク芋の出荷作業が行われているそうです。
中【コンニャクの種芋】
くねくねと折れ曲がったかのような種芋を植えることで、丸く育った種芋が採れ更にその種芋を植えることで
大きなコンニャク芋が収穫できるそうです。大きくするまでには2年3年と手が掛かるそうです!!
右【種芋の選別】
作業をされていた方々は香取村開拓団の2世の方々。まだまだ元気で働ける年代なので、何か新しい取り組みを
とのことでこのコンニャク芋栽培を始められたそうです。