令和7年7月 米子市大高地区
【ログハウスカフェ】
2年くらいから、カフェとして営業。(2025年7月現在)
東広島から週末に2時間かけて通われている加藤さん。
50年ほど前に、サラリーマンとアルバイトを掛け持ちし、仲間と一緒にジャズ喫茶をオープンしたものの1年で閉店。
その時にできた借金を返済してくれた仲間たちと、次はみんなが集まれる山小屋を建てよう!と一からログハウスを手作り。
梁は昔の電柱を使用。テーブルやいすはもちろん、地下の音楽スタジオも手作り!
月に約2回、5人から10人くらいが、練習。
12月には、扉を開放して、ライブも開催されているそうです。
今日はここを直そう。来週はあっちと、毎週末こちらに通う生活を46年!
仲間が集まって、鉄板焼きをするための専用ルームも改装中!
生涯進行中! まさにガウディ。楽しくてしょうがないそうです。
ご来店の際はご予約をお願いします!(土日のみ営業)
電話090-2290-3030(加藤さん)
【エノキの丘】
6年前にもお邪魔したエノキの丘 ワイルドガーデンさん。
名前の由来となったエノキの木は伐採し、現在は切株に。
植わっている植物は約80種類で200本以上
この時期に満開の花はこちら!
(左:花回廊で購入し、増えていったゆり。 右:黑い茎が特徴の紫陽花)
三谷さんは、もともと植物に興味があり、花回廊のボランティアガイドも務めておられたそうです。
庭に咲いた花の写真集とスケッチと味わいあるコメントが収められた画集
写真を数えたら、16冊、2500枚あったそうです!
どの植物が庭のどのあたりにあるかを記した、植物住所録も。
こんなにたくさんある花々の中で一番好きな花は?と伺ったところ、
『全部かわいいので一番を聞かれても困る』とのこと、愛情いっぱいに育てられた花々。
ぜひ見に来られてはいかがでしょうか
【尾高城跡】
米子市の職員 清水さんに案内していただきました。
令和5年度に国の史跡に登録され、現在も整備を進めています。
『土の城から石の城へ』
米子城のように石垣で作られた城ではなく、土で基礎を作った城と言われていた尾高城。
ですが、令和4年の発掘調査で石垣が発見され、吉川広家の時代に、土の城から石の城に変えようとしたのではないか。ということがわかりました。
鎌倉から江戸初期にわたる約400年の間に増改築を繰り返していたそうです。
空堀の掘った後の土を積み上げ土塁にしていたそうで、かなりの高さがあります。
いたるところに、攻め込まれないための工夫が施されているそうですよ。
鎌倉時代の城主については記録がなく、記録に残っている一番古い城主は山名氏一族の幸松氏。
尼子氏と山名氏の戦いの舞台でもあります。
その後、毛利氏の吉川広家が城主に。 平野を一望できるため、米子城ができるまで交通の要所であったことがうかがえます。
石垣は、本丸と二の丸から発見されたそうです。
今回案内してくださった清水さんはメディア初出演!
『文化財は地域のみなさんの宝。地域の方によりよく、楽しく知ってもらうのが自分の夢であり役目』と話してくださいました。
【子育て 学習センター コーセリ】
番組「県議熱中討論」でお世話になっている藤原さん。
2年かけて古民家を改修し、2023年4月に施設をオープン。
コーセリはノルウェー語で「居心地のいい」「ひと手間かけた」の意味です。
第3の居場所が話題に上がりますが、第1の場所をきちんと作る。
そのための、親子の時間を提供する場、公園や遊園地とは違い親はゆっくり休みながら、子どもはしっかり遊ぶことができる施設を作りたい。と運用されています。
子育てがお金儲けになっていきつつある、お金をかけた子どもが立派に育つ。ではなく、
心を育てたいという思いがあり、コーセリの利用料は無料。
不登校や夜泣きなど、育児相談が多く、
一人一人に親身になって対応されていて、3時間話すこともあるそうです。
(話し足りない、本質にたどり着かない。ということがないよう1回で思いの丈を話してもらうよう心掛けていらっしゃいます。)
お邪魔したこの日も、たくさんの子どもたちが遊んでいました。
【カフェトムテ】
2025年にオープンした、コーセリの建物内にあるカフェ。
もともと、東京でムーミンベーカリー&カフェの立ち上げに携わっていた新村さん。
フィンランドなど北欧料理のお店をやりたいと思っていたところ、藤原さんと出会い、こちらで開業されました。
フィンランドは寒い地域なので、シナモンやカルダモンといった体を温めるスパイスを使うのが特徴です。
店名の由来、トムテは北欧に伝わる家の守り神、サンタクロースの手伝いをする妖精を意味することから、コーセリの手伝いができたら、と話してくださいました。
コーセリの今後の目標は・・
少子化や子どもの自死問題など暗い話題が多いので、家族=楽しいと思ってほしい。
そのためにできることを1つずつやっていきたい。
こういった活動が必要ない世の中が理想。 大きな目標を話してくださいました。