令和7年6月 年の取材記事一覧

二部地区 NO.003

令和7年6月 伯耆町二部地区

【二部小学校 児童クラブ】
校内には地元出身の彫刻家 辻晉堂の銅像があります。
伯耆町では二部地区のみ、児童クラブがなかったため、『だんだんプロジェクト』が運営している放課後児童クラブです。
代表の車さんにお話を伺いました。

二部小学校の全校生徒は24人。(2025年6月現在)

二部地区は、田植えや運動会では、地域チーム(大人)が子どもたちと対決するなど、世代を超えた交流が盛んな地区です。

子どもたちの一番おすすめは『アカハライモリ!』
校内の池にいる、アカハライモリを一緒に探しました。
池には何匹もいるそうで、すぐ捕獲できました。

【二部っ子しいたけ園】
毎年、二部小学校で3年生が栽培。
みんなで育てた しいたけは、地域の祭りで販売しているそうです。

山に囲まれ、自然が豊かなので、子どもたちは火おこしや、山の竹を切ったり、弓をつくったりとサバイバルを楽しんでいるそうです(^^♪

【たまねぎ農家 中田さん】
伯耆町の学校給食に提供するたまねぎ、里芋を栽培しておられます。
二部小学校の3、4年生が農家体験として、植え付けや収穫を行っているそうです。
たまねぎは、11月いっぱいくらいに植えて6月~7月ごろ収穫。

作物以外では、写真が趣味の中田さん、大山の写真を撮るのがおすすめで、以前は雲海を5年間撮影していたそうです。
お宅に案内していただきました。庭には、烏骨鶏が9羽いてネットで卵を購入し孵化させたそうです。

【野上荘(のがみしょう)神社】
このあたりを野上の荘といっていたことが由来で、かつては、上代から鬼守橋あたりまでの氏神さまと言われていたそうです。
花田さんは、蛸舞神事で有名な福岡神社や大守神社など 全部で7社の宮司さんをされています。

夏越の祓: 萱で、柱と柱の間くらいの大きな輪を作って、夕方に輪くぐりを。
氏子さんが紙を人型に切って、自分の体の悪いところをなでてからお参り。その後おたきあげも行うそうです。1年の半分の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈る行事で、毎年7月31日に開催されています。子供向けのお祭りなども実施されるそうです。
花田さんの息子さんと甥っ子さんも神主さんをされており、家族総出で運営されています。

【どぶろく上代】
2021年にコロナ禍で売上が減少し、当時の経営陣が事業終了を検討している頃、遠藤さんがUターンで戻ってきました。子どもの頃、上代地区の田植えに参加していたこと、地域を活性化したいと思っていたことなど、ご縁とタイミングが合い2022年に事業承継して社長就任。

作っている人の顔がわかるような発信など、酒蔵らしくない活動として、SNSやECサイトに力を入れているそうです。
まちづくり会社として、地域の方に好きになってもらうこと、まずは地域に根付くことを意識しながら、地元の酒米を使用。先代の気持ちも大切に取り組んでおられます。

従来のどぶろくは、年配の男性が購入されることが多かった。
若い世代や女性にも飲んでもらいたいと事業承継後に新商品を開発。
どぶろくはどうやって飲むの?いつ飲むの?と聞かれることが多く
甘酒もそうなんじゃないか。と
平日の朝7時に飲んで欲しい、とろりと飲みやすい甘酒。休日の朝10時にゆっくり味わって欲しい、お米の粒感がある甘酒の2種類を開発。
飲んでほしいタイミングを意識したそうです。

今後の展望は、先代からの想いを大切にしながら、地域のおじいちゃんおばあちゃんが育てた野菜を販売するマルシェ、甘酒やどぶろくのジェラートの販売。製造現場の見学など、人が集まる場所にしたいと話してくださいました。

【安住山荘・癒しの桃源郷】
安達さんが安住山荘の整備を手がけてから、今年で40年。御年84歳
まだ進行中!90%くらいの完成の桃源郷。
まだ残り10%あるそうです。

里山生態系保護区に認定されたそうです。
安達さんが作った水連の池を案内してもらいました。まるでモネの絵画のよう。
木にぶらさがっているのは、モリアオガエルの卵で孵化するとオタマジャクシが池に落ちるそうです。生物がたくさんいるのも認定の理由ですね。

残りの10%の展望は?
2か所のキャンプ場(1つは完成しているサウナキャンプ)の整備や、まだ4つある幻の滝について、鎌倉山の登山道をつけたいなど、これからやりたい事を楽しそうに語ってくださいました。今後の展開も楽しみですね。 安住山荘のご利用はこちら 電話(0859)27-2787(安達住建まで)