令和2年12月 南部町法勝寺地区
【まごころ市】 9年ぶりにまごころ市にお邪魔して、店長の松川さんからお話を伺いました。
平成10年のオープンから22、3年。(2020年12月現在)
新鮮な野菜が並んでいます。 僕が手に持っているこの大根はいくらでしょう?
・・・なんと150円!
新鮮な野菜を安く販売しています。 生産者さんの自信にもつながると話してくださいました。
【まちなか展示 一式飾り】
地域に詳しい大下さんと待ち合わせをしてお話を伺いました。
5~6年前(2015年4月)にできた『まちなか展示スペース 一式飾り 常設展示場』
もともと、一式飾りは同じもの(材料)一式で見立ててつくる飾りのことで、釘や接着の物は使わず、作るのが決まりで、各家によってつくり方は極秘。旧正月である1月14日の朝、扉を開くまでどこにも教えないという行事です。
開けたら、同じ題材ということもあり、どの家も探り合いながら行っていたとのことです。 ここ数年は春のさくら祭りに合わせて開催されます。
今年は新型コロナの影響で開催することはかないませんでしたが、迫力のある飾りが並んでいます。
疫病退散のアマビエ、 一式飾りを見て、心の中から元気が湧いてくる と話してくださいました。
【えん処 米や】
役場により改修工事、4年前にオープンした『えん処 米や』さんにお邪魔しました。
もともとの屋号が米やであること、ご縁の縁、縁をいただく場所という意味で名前を付けられたそうです。
南部町への移住を検討している人に向けたおためし住宅、宿泊所や交流スペースとして運用されています。
イベント会場として様々なイベントも開かれています。
地域の方から寄付されたものを展示したり、販売しています。 なつかしの公衆電話機が、なんと 300円で販売されています。 70代後半の方のランドセル(非売品)も展示してあります。 印刷などない時代。誰かがかいた絵をそのまま貼り付けたランドセル
いろいろな使い方ができる場所です。 役場の補助金で運用していることもあり、無料で利用できるそうですよ。
【釿守(ちょうのもり)神社 申し上げ祭り】
地域の歴史に詳しい方々と待ち合わせをして、お話を伺いました。 長田神社を作る際、材木を削って、近くの川から流したことに由来されるという説もある神社です。
毎年12月に行われるお祭りは、わらの大蛇を荒神様に奉納し、豊作の感謝を申し上げることことから申し上げ祭りと呼ばれ、無形民俗文化財に指定されています。
昔は12月4日と決まっていましたが、最近は神主さんと相談して、12月の休みの日に行われます。 馬佐良の誇りの場所。
続けていかないといけないが、世代交代が課題だと寂しそうに話してくださいました。
【バサリーヒルズ】
もともと米子で活動していらっしゃった吉田さん。 こんなド田舎でもデザインの仕事ができるよ というのを実践したい。 地域のことをやりたい。と約2年半前に引っ越しを決意。もとは養蚕小屋だったそうですよ
頭をスッキリしながら仕事ができるコワーキングスペース 休みの日には、仲間が集まるホッとできる、リセットできる サイコーの場所だと語ってくださいました。 田舎でワーケーション。イナケーションを流行らせたいと話してくださった吉田さん。 これからも、ここを拠点にいろいろなことが起こりそうです。
【松花窯】
13年ぶりに法勝寺焼きの窯元にお邪魔しました。 約45年続けていらっしゃる安藤さんにお話を伺いました。
釉に木の灰を使用するため、薪ストーブを使用されています 木の灰以外にも、石灰・珪石・長石の3つの比率を変えて色を調整。 前回伺った際、陶芸の道に進み始めた娘さん。この日は不在でしたが、 展示会を開催されるなど、親子で活動していらっしゃいます。
ギャラリーも併設されており、展示してある作品を購入することもできます。 仕事場では師弟関係、家では親子関係、そう語る安藤さんは嬉しそうでした。