令和5年11月放送分
大山町高麗地区(こうれいちく)
【ふれあいの郷 かあら山】
かあら山は高麗山のこと。
地域に詳しい方々にお話をうかがいました。
子どもの頃、よく登って遊んでおられたそうで、当時は、大きな木が少ないため見晴らしが良く淀江の方まで見ることができたそうです。
もともとは、高麗小学校・中学校があったそうで、現在はその体育館の跡地がテニスコートになっています。
取材に訪れたこの日は、雨のため見られませんでしたが、晴れた日には、高麗山がよく見えます。
この地区からは、大山が見えないそうで、手前にある高麗山の方が親しみやすい山だそうです。
【火の見櫓】
昭和45年頃に作られた火の見櫓ですが、現在は、地域の消防団が消火用のホースを干すのに使用されているとのことです。
【秋葉神社】
火の見櫓の向かいにあるお社です。
火にまつわる神様が祀られているそうで、 周りには、力じまんが持ち上げたと言われる力石。
それぞれの石に重さが彫ってあるとのことです。
…現在は、コンクリートに埋め込まれているので、持ち上げられません。
【ビニールハウスから飛び出た木】
バナナの木だそうです。
大山町らしからぬ、ジャングル感です。
汐田さんは、5~6年前に、食べたいからという理由でバナナの栽培を始められたそうです。 (2023年現在)
【カレーリーフ】
カレーに入れるのはもちろん、油で炒めると香りがすごくよいスパイスです。
別の仕事との兼業で、バナナ、カレーリーフとカレーライス専用米を栽培されています。
こちらも理由は食べたかったから!シンプルです。
現在は、趣味でカレーを作られている北川さん。
カレーライス専用米を直接、買いに来られたそうです。 今後、お店を出店しようと考えられているそうですよ。
【大山のプリンセスかおり】
インドの高級香り米「バスマティー」と「こしひかり」の特徴を受け継いだパラパラ&もちもち食感で、ポップコーンの香りがひろがるお米です。
日本人が好きなところがギュッとつまった、鳥取県が開発したカレーライス専用のお米です。
特別栽培農産物:農薬不使用、化学肥料不使用であることが認定された農産物
道の駅や米子市内のパン屋さんで購入できるそうです。
【ichi-bakery】
昨年(2022年)の5月にオープン。
建物も食パンをイメージされたそうです。
店名のichiの由来は、2つあるそうで、一つは、近所にある『壹宮神社(いちのみやじんじゃ)』から。
もう一つは、ご夫婦のお子さんの名前に “いち”がつくから とのことです。
国産小麦使用。体に安心安全な材料で作られています。 小さい子どもさんからお年寄りまでみなさんで食べていただけるパン作りを心掛けておられます。
イチオシは 湯種食パン。
生地をこねる時に、湯種といわれる熱いお湯でおこした小麦の玉を混ぜることで、モチモチな食感が生まれるそうですよ。
大山こむぎを使用したクロワッサンもおすすめとのことです。
クロワッサンが好きなので早速・・
そのまま食べるのがおすすめとのこと。
ほのかな甘みとバターの香りですごく美味しいです。
【國吉農園】
岡山県出身、兵庫県で農業体験の仕事をしていたところ、 奥さんが鳥取出身で地元に帰りたいという希望があり、地域おこし協力隊として大山町で就農し、7年前から大山町へ移住されました。
白い大根以外に、赤い大根も栽培されています。
丁度収穫時期とのことで、僕も抜かせていただきました!
農業の魅力は、変数が多い事。
どんなに努力しても、天候とか、栄養や水・風、虫の具合など、いろんな変数の影響がありすぎて、原因を追究しきれないのが面白いところだそうです。
ご自身を農業オタクと言われ、数値を記録されていて、IT農業に取り組まれているそうです。 だいぶわかってきて、ほとんどが上手くいくこともあれば、数年後に失敗したり、 飽き性な自分に農業はピッタリと話してくださいました。まさに天職ですね!
平成28年9月放送
【山根さん・名刺・作品】
草刈をされている方を発見!ただならぬ(?!)雰囲気を感じてお話を伺いましたよ!
見せていただいた名刺に「ボランティア道楽」の文字が。
『道楽がボランティアになるんだよ(山根さん談)』
彫刻部委員でもある山根さんの作品を見せていただきました。
実は2009年に高麗地区を訪れた際にも山根さんの作品を見せてもらっていました!
山根さんの作品はFRP樹脂で作られているそうで、もう35年くらい作品を作り続けているんだとか!
そんな元気そうな山根さんですが、くも膜下出血で倒れ、今年は作品を出展出来なかったと。
現在は後遺症も無く元気に過ごしていらっしゃいます。
【一宮神社】
安産祈願で知られるこちらの神社へ立ち寄ってみました。詳しいお話を中島さんから伺いました。
境内の中には産石と呼ばれる石があり、お参りの際にこの石に座ると安産になると言われています。
また、さいの神と呼ぶ石が何個も鎮座していました。
昔は村の入り口などに置き、悪霊などを入れない意味合いがありましたが、
道路整備等の事情でこちらに集められたそうです。
その昔、毎年行われるさいの神祭では、村の若い者が良縁に恵まれる為にこの石を
もって帰ることもあったそうです。
【ふれあいの郷かあら山】
地域の皆さんがこちらに集まっているということで、訪ねてみました!
もともとこちらは高麗保育所だったところを地域で有効活用されてるんですね。
建物内にはカフェも併設されており、中には常連の方がいらっしゃいました(^^)
こちらの“かあら山”の由来は、孝霊山のことをかつては
「から山」「かあら山」と呼んでいた事から付けられたそうです。
【大山ガガガ学校】
趣のある建物を見つけましたよ。寄らせていただきました。
内部にはこの地域で集められた廃品で作った大きな時計がありました。
そして、この建物は旧高麗小学校長田分校の跡地であり、
その建物を利用して、大山ガガガ学校を開校されているそうですよ。
こちらでは、子どものための芸術・アート・デザイン学校となっています。
【鏝(こて)絵】
鏝絵をされている入江さんのお宅へ伺いました!
色々と作品を見させていただきましたよ(^^)
鏝も大小さまざまな種類がありました。こんなに色々使い分けているんですね!
花回廊で行われた植樹祭のときに作られたトッキーノの鏝絵や、
葛飾北斎の作品を基に作られたものなど・・・いやぁすごいですね!
そんな入江さんは17歳から左官の仕事をされているそうで、
この見事な作品の鏝絵も特に習ってはいないとのことでした(!)
これからもこの技術を後世に残していって欲しいですね。