令和8年4月の取材記事一覧

八郷地区 NO.05

令和8年4月 伯耆町八郷地区

大山ガーデンプレイス前の河津桜が見ごろを迎えています。

【FBI DAISEN】
前回お邪魔したのは11年前の建設中でしたが、訪れるたびに新しい施設が増えています 。単に新しい施設を増やすだけでなく、「作ったものを壊してはまた新しく建てる」というスクラップ&ビルドを繰り返し、「完成のない施設」として進化し続けています 。

もともとキャンプ場のスタッフの安藤渓太さんは、勉強のために一度退職された後、2025年からFBIでの農業をスタートされました 。岐阜出身の安藤さんと松江出身の奥様(愛海さん)は、結婚前に客として訪れた際の縁で移住を決められたそうです 。

畑に案内していただきました。
ふかふかした「大山黒ぼく土」の力を最大限に活かすため、肥料や農薬を使わず、外部から何も入れない「この場所だけの循環」による野菜作りを目指しています 。
消費者と生産者が支え合う新たな農業スタイル「CSA(地域支援型農業)」も実施されています 。

【子育てコミュニティ『ハハトコ』】
奥様の愛海さんは、この春から『ハハトコ』としての活動を開始されました 。
「自身が育児を楽しみたい」「子ども同士、お母さん同士が深くつながれる場所を」という思いで活動されています 。2026年2月には、農業とコラボしたイベントを開催。
落ち葉の「発酵熱」を利用した昔ながらの知恵である『踏み込み温床(苗のための温かいベッド)』づくりを、親子で楽しまれました 。
畑のそばにあるツリーハウスも、子どもたちにとって魅力的な場所となっています 。
今後もますます楽しみですね!

【久米桜酒造】
13年前にもお邪魔した、地ビール(Gビール)と日本酒の両方が楽しめるスポットです 。
2年ほど前に新設された直売所で、杜氏の三輪智成さんにお話を伺いました 。

地元産の「朝日米」を使ったお酒や、酵母を添加せず米・水・糀のみで醸すお酒など、こだわりの4種類を試飲させていただきました 。

芽衣(めい): 自然栽培米「朝日米」を使用。原料米を提供した農家の娘さんの名前が付
けられています 。
野生の思考: 名水百選「地蔵滝の泉」のすぐ下にある田んぼで、無農薬・無肥料で育てた
米を使用しています 。
何もしない: 酵母を一切添加せず、大山に住み着いている野生の菌の力だけで自然発酵さ
せた、酸味のある独特な味わいのお酒です 。
カルシス: どぶろくを搾る前の状態。名前は「浄化」を意味する「カタルシス」をもじっ
た造語です 。

【大原安綱の碑】
大原安綱の代表作「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」は天下五剣の一つであり、国宝に指定されています 。アニメなどにも登場し、近年人気の高い刀工です 。

【ステンドグラス体験工房 グラスメイト】
もともとペンションを経営されていた隈信弘さん。「ステンドグラスの照明を作りたい」という思いから独学で始められ、10年ほど前に体験工房を開設されました 。

観光客や地元の方が来られるこちらでは、初心者でも組み立てられるキットがあり、オリジナルの作品を作って持ち帰ることができます 。
ステンドグラスの魅力は、種類が多いガラスの中から、自分が作りたいものに合わせて選んで作ること、と教えてくださいました。

縁の線は、はんだに薬品で色を付けたり、色のついたはんだを使用するそうです。

隈さんは倉吉出身。大山の豊かな自然の中で、古時計の文字盤を入れ替えるなどの創作活動も楽しまれています 。
自然豊かなこの地でこれからも素敵な作品がどんどん生まれていくのが楽しみですね!

ステンドグラス体験予約・問い合わせ:(0859-68-3988)

【大山友禅染】
川原さんに11年ぶりにお会いしました 。
玄関を入ると作品が飾られています。
こちらのすいか、絵画だと思ったら・・。実は布に染色して描かれていました。

かつては「オニツカタイガー」とコラボし、染色を施したスニーカーを限定販売されたこともあります(現在は販売終了) 。

こちらでは草木染の体験ができます。

6年ほど前に大病をされましたが、現在は高校での指導やランプシェード作り、草木染体験、さらに音楽活動など多方面で活躍されています 。
お邪魔した日の少し前には、コンサートを開催されたそうで、その時にステージ衣装は
ご自身が染色されたそうです!

パリやニューヨークでも作品展を開催(2019年)されるなど、その技術は世界でも高く評価されています 。