株式会社中海テレビ放送（本社：鳥取県米子市河崎610、代表取締役社長 加藤 典裕）は、総務省中国総合通信局（広島市中区東白島町19-36）より、国立米子工業高等専門学校（鳥取県米子市彦名町4448、以下米子高専）に開設したローカル５G無線局について、免許の交付を受けました。
中海テレビ放送がローカル５Gの無線局を開設するのは、夢みなとターミナル（鳥取県境港市竹内団地252-1）のミリ波（28Ghz帯）を使用した無線局に次いで2例目となりますが、今回はSub6（4.7GHz帯）を使用した無線局で、山陰では初の事例となります。ミリ波は超高速・大容量通信といった性質があり、一方Sub6は、ミリ波と比べて減衰が少なく、障害物があっても電波が届きやすいといった性質があります。
「ローカル５Ｇ」は、携帯電話事業者が全国で提供する第５世代移動通信システム（5Ｇ）とは別に、地域の企業や地方公共団体等が、個別のニーズに応じて自らの建物内や敷地内で、スポット的に柔軟に構築できる5Gシステムです。地域課題の解決や地域の活性化に資することが期待されています。
米子高専と中海テレビ放送は、2020年に情報発信や産業振興などを図ることで、地域課題の解決と人事の育成・定着を目的とした包括連携協定を結んでいます。今回のローカル５G無線局は、この協定の一環で開設されました。中海テレビ放送では、米子高専に開設した無線局を使用して、同校の教職員及び学生とともに、低遅延、多数同時接続などの５Gの特性を活かした映像解析やロボット精密制御、VRなどを利用した新しい製品やビジネスの創造を目指しています。
中海テレビ放送は、今後もローカル5Gをはじめとする様々な技術を取り入れてインフラ整備を進めると共に、より一層地域貢献に尽力してまいります。
【免許の概要】
免許交付日 ：令和4年10月7日
免許人 ：株式会社中海テレビ放送
無線局の種別 ：基地局 1局
周波数帯 ：4.7GHz帯（4.6～4.8GHz GHz）
無線局の設置場所 ：鳥取県米子市