番組審議会

自主制作番組放送基準


令和7年度 中海テレビ放送 第2回放送番組審議会 議事録

  • 日 時 令和8年2月25日(水)14:30~16:00
  • 場 所 中海テレビ放送 会議室
  • 出席者 委員6人・中海テレビ放送7人
    • 委員(【会長】前田昇 委員 /【副会長】高増佳子委員/ 亀井光康 委員 / 杉原幹雄 委員 / 山田哲男 委員/大下志穂 委員 )
    • 中海テレビ放送(代表取締役社長 加藤典裕 / 専務取締役 鶴木俊文 / 取締役 メディア創造本部本部長 野坂貢弘 / メディア創造本部 報道制作部 次長 横木俊司 / 報道制作部 制作課 次長 松下智絵 / 編成部 編成広報課 課長 角美佳 / 編成広報課 主任 三谷晃大 )


■審 議

(1)番組批評(3番組)
  ①中海テレビニュース コムコムスタジオ
    ・特集 シニアダンサーの挑戦~人生これからクライマックス~
  ②中海テレビニュース コムコムスタジオ
    ・5分間クリニック ~予防医療で毎日えがお~感染症から身を守るヒント
  ③中海チャンネル121ch
    ・Chukaiスペシャル つなぐ ~戦後80年~

(2) <委員の皆さんのご意見>
  ①中海テレビニュース コムコムスタジオ
  特集 シニアダンサーの挑戦~人生これからクライマックス~

・シニア世代が全国大会に挑む姿を追ったテーマは地域社会に適した公共性の高い企画で、視聴者に勇気や共感を与える内容だった。
・平均年齢67歳のメンバーの練習風景や大会挑戦の過程は丁寧に追えていた一方で、大会名・練習 開始時期・位置づけなど背景情報が不足していたので少し説明が欲しい。
・出場した大会の規模や参加チーム数、開催時期、練習時間などの数字的な裏付けがほしい。出場までのプロセス追跡は良いが具体的数値がないと努力が伝わり切らずにもったいない。
・番組が7分尺の中で深掘りするのは難しいが、1人をピックアップして日常や内面的変化を掘るか、前編・後編で時間を延ばすなどの対応があると尚良いと思う。
・大会参加が個人の人生に与えた意義や内面的変化についてもっと引き出すと、単なる楽しさを超えたその人の「やりがい」「生きがい」が見えてくると思った。
・温かい取材で地域放送として意義ある番組。情報の整理と具体性を補強したらさらに良くなると思う。
・このような活動は女性が参加しやすく男性が参加しにくい。米子市のフレイル活動と一緒になって、もっとイベント自体に参加を呼び掛けられるようにできたらよい

 ②中海テレビニュース コムコムスタジオ
 5分間クリニック ~予防医療で毎日えがお~感染症から身を守るヒント

・地域の医療機関と連携した身近で実用的な感染予防情報を短時間で分かりやすく伝えており公共性が高いと感じた。
・ブラックライトを使った手洗い実践は視覚的に理解がしやすく、視聴者が実践しやすい構成になっている。専門家の解説が信頼性を担保していたようにも感じる。
・5分尺の中ではあるが、地域の感染状況などの文脈情報を挟むと必要性がより伝わると思う。
・マスクの表裏や素材(不織布)・手拭きの扱い(ペーパータオル推奨)など実務的注意点の説明があるともっと良かった。
・MC演出や画面構成(MCの表情の柔らかさや大きなモニターと話者の画面使い、投影文字の見やすさ)の工夫があるともっと良いと感じた(大下さん)
・シリーズ化・アーカイブ化(ファイルナンバーやインデックス表示)で視聴者が継続的に学習できる仕組みを整えるとさらに有用だと感じる。
・実用的で意義のあるコーナー。表現や情報整理を工夫するとさらに親しみやすくなると感じた。
・手洗い数え歌をつくってみても良いと思う

 ③中海チャンネル121ch 
 Chukaiスペシャル つなぐ ~戦後80年~

・高齢当事者(90代)の生の証言を記録した点は非常に貴重で、地域のアーカイブとして価値が高いと思う。
・小学生が戦争体験者から話を聞くという形で番組としては整っているが、戦地の実体験者が辛すぎて 語れなかったことを聞かないまま、またその気持ちを押し測ることもせず今に至っている団塊世代や団塊ジュニア世代への問いかけや世代間継承の課題にもっと踏み込んだほうが良いと感じた。
・証言だけでなく、記録や代替表現(小説の朗読や演劇化など)を組み合わせて次世代へ伝える工夫も必要だと感じた。
・番組内で示した数値(鳥取県での学徒勤労動員の人数、戦傷病者手帳の交付推移など)について出典や時系列が明確でない箇所があった。

・番組内で施設の名称が出てくるシーンがあったが、施設の機能も併せて説明するとわかりやすい。

・番組の締め方(子どもの感想や地域活動への導入)は分かりやすい一方、どこで戦争に関する資料を見られるか等の行動に結びつく情報を提示すると戦争の悲惨さをより未来に語り継げると思う。

・専門家による背景解説(なぜ当時戦争教育や動員が行われたかなど)が不足しており、感想中心になりがちな点を補強してほしいと感じた。

・視聴者参加型の仕掛け(シール投票など)を取り入れて、一般の意識を可視化すると伝承に向けた効果が期待できると感じた。

・総評:記録性と価値は高いが、背景説明・出典表示・次世代への具体的アクション提示を強化するとより良くなる。

・編集する以上、多少の主観は入ってしまうが、もう一歩ふみこんでほしい。

・自身の父から戦争の話は全く聞けなかった。きっと語るに語れない理由があったんだろうが、番組で個人が語り継げない空白を埋めるのはとても意義があると思う。

・普段暮らしている町にある戦争の惨禍を保存できていて、とても良い番組だと思う。

・「つなぐ」というテーマに対して、最後のまとめが教育が切り口になっていたが、戦前・戦中の教育をイメージした。つなぐということはもっと日常・暮らしに近いところにあるのかなと感じた。

・戦争体験者の生の声がどんどんなくなっている。戦争を体験した世代の声をアーカイブすることはとても意義あることだと思う。

・戦争体験者の声を後世につなぐとても良い番組だと感じた。