番組審議会
自主制作番組放送基準令和6年度 中海テレビ放送 第1回放送番組審議会 議事録
- 日 時 令和6年7月3日(水)14:00~15:30
- 場 所 中海テレビ放送 会議室
- 出席者 委員7人・中海テレビ放送9人
- 委員(前田昇 委員 / 大下志穂 委員 / 亀井智子 委員 / 亀井光康 委員 / 杉原幹雄 委員 / 山田哲男 委員 / 山本真也 委員 )
- 中海テレビ放送(代表取締役社長 加藤典裕 / 専務取締役 鶴木俊文 / 取締役 メディア創造本部本部長 野坂貢弘 / 地域創造本部 本部長 兼 メディア創造本部 副本部長 三浦健吾 / メディア創造本部 報道制作部 次長 横木俊司 / 報道制作部 次長 松下智絵 / 報道制作部 報道課 課長 日高由史 / 編成部 番組企画課 課長 堀尚俊 / 番組企画課 課長補佐 佐古肇 )
■審 議
(1)番組批評(2番組)
①中海チャンネル121より
・Chukaiスペシャル ひとしずくの風~奥大山自然塾物語~
②中海テレビニュース「報道特別番組」
・地域防災力で命を守る
(2) <委員の皆さんのご意見>
①中海チャンネル121:Chukaiスペシャル ひとしずくの風~奥大山自然塾物語~
・江府町の特徴があまり分からなかった。江府町ならではという部分が不明瞭。
ここがあれば良さが伝わりやすいのでは。
・自然塾の説明が淡々とし過ぎていて、活動紹介番組と思われてしまい最後まで見てもら
えなくなるのでは。
・地球規模の環境を考えるというテーマと水の節水や節約が、環境保護にどうつながって
いくのかが表現されていない。
・主人公(光島さん)目線か自然塾目線なのかブレていて、何をどう伝えたいか分かりにくか
った。
・イントロからタイトルまで長く何の番組か分からなかった。
・導入部分はよかったと感じた。オープニングの伏線もエンディングで回収できていた。
・奥大山自然塾のプログラム部分を端折ってしまい、水を大切にしないといけない理由が
分かりにくかった。
・奥大山スキー場は旧奥大山スキー場など、もうやっていないことがわかるようにすべき。
・昨年は624人参加、次の目標や何を目指しているのかが分からない。
・民間ではなく町営となっているのはなぜかの理由が分からなかった。
・参加方法や問い合わせ先など分かりやすく案内しておいたほうが親切では。
・水との関係性 きれいにまとめすぎているのでは?自然と人間との関わりを表現できて
いたと思う。
・一方、自然の在り様にどう関わるかは大切だが、私たちの日常の社会行動、経済システムなども意識して制作した方がよかったのでは?
・自然に対しての向き合い方、体験を通じて自然を知ってもらいたいということが伝わった
と思う。
・山で生まれた栄養分のある水が海に流れて海も豊かになる。という自然の流れも紹介して
もらえるともっとよかったのでは。
・ナレーションやBGMがここちのいい声、音で聞き入りやすかった。
・文字だけでは伝わらない北斗中学の学生の声が直接聞けたのはよかった。
・ハチドリの演出でイントロとクロージングがつながってよかった。
・気になる点としては林原さんについての説明やキャラが分からなかった。深堀がほしい。
・45分という番組尺は長く感じた。
・何故町がやっているのか、(民間に任せずに)スタッフが役場職員か、説明が必要では?
・「ジャングルで2年間暮らした」という表現は適切か、過剰な表現にならなければ良いが。
・自然塾への一般参加者は県内の人?県外の人?どこからの参加者など表示してもよいのでは?
・パームヤシについては、深堀できていなかったが、環境問題を考えるうえで大事な視点。
・ハチドリはよく取り上げられる点、塾のテーマとなると思われるので簡単に変えられないが、あえて問題提起すれば、環境問題には小さな一歩さえ取り組めばよい、という気持ちに陥らないか、自戒もこめて感じる。
・SDGsに収束すると根本的に地球規模の環境問題の課題解決に向かっていかないのでは?なぜ町が実施しているかの説明がもっと必要だったと思う。
・番組タイトルの「ひとしずくの風」の説明はなかった?
②中海テレビニュース「報道特別番組」 地域防災力で命を守る「シリーズ地域の防災力」
・番組内容難しかったが国土地理院の地図で地盤確認など、すぐに確認できる情報があったのが
よかった。
・冒頭の先生と司会の話が難しく、理解しにくい。自分事にしにくく危機感が伝わりにくい。
・前後半で分けられている感が強い。
・テロップのフォントが読みにくい。文字の見せ方の配慮が必要。
・それぞれの方の背景や経歴が最初の短い説明しかなかったので分かりにくい。
・御来屋がどんなところなのか知らない人もおられると思う。地域特性の説明があればよかったので
は?
・能登と山陰での地震の違いが説明されていてよかった。
・日本海沖での地震の場合、短い時間で津波到達する、説明があってよかった。
・どこまで到達するのか説明していてよかった。ハザードマップでは実際にどこまで来るのかわから
ない。実際に線を引いてここまで津波が来るとしたところが分かりやすかった。
・能登のように大きな津波は来にくいと説明していたが安心できる一方、油断につながるのでは?
・パネリストの方とのキャッチボールがもっとあればよかった。
・1部、2部としていたが、1部は教授と記者のみで議論してもよかった、2部で教授を含めてディスカッションするなど、場を分けた方がよかったのでは?
・内容としてよかったのでテキスト化してほしくなった。
・耐震化については少し曖昧だったように感じる。もう少し詳細を説明してほしかった。
・災害関連死について、災害時の防災グッズなどの紹介もほしかった。
・時間が長い、教授の説明に理解が追い付かない、もう少し読まなくてもイラストなどで理解できるよ
うに意識した作りをしてほしい。
・少しだけ見た人にとっては油断につながってしまいかねないような構成ではなかったか?
・防災グッズについても季節によって内容が異なるので、そういった視点でも紹介してほしい。
・死亡者0を目標にして作られた対策例だったのでよかった。
・テロップやイラストも以前より多くなっていてよかった。
・パネリストは1つのテーマごとに呼んでもよかったのでは?内容を伝えるものなのか討論するもの
なのかどちらかにしぼればもっとよかったと思う。
・防災の啓発につながるのでぜひ続けてほしい。
・討論形式である必要はあったのか?討論ならもっと生の感じがよかった?
・先生の話でも視覚的にわかるように図やイラストがあれば理解や印象に残りやすいと感じた。
・リフォームした家が能登地震の時にどれぐらい残っていたか分かるようなデータがあれば
リフォームを実施するなどの行動に移しやすいと思った。
・国土地理院の地図は住んでいる場所によっては地図の性質上分かりにくいと感じる方もおられる。
・津波に関しては、太平洋側は危険だが、日本海側は大きな被害は出にくいと感じていた人が多かったのではと思うから、能登の被害は衝撃だった。
・住宅の耐震・リフォーム率の高低の事情などの説明もほしい。
・西部地震で罹災した。特にこの地域では災害といえば西部地震となる方も多いので、
そういった方々の声などがあってもよかった。
・当事者の意見は大切なのでぜひ取り上げてほしい。
以上